
8
第 2 章 RAID について
ここでは、本製品がサポートしている RAID 機能について説明します。
1. RAID の概要
1-1. RAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)とは
直訳すると低価格ディスクの冗長配列となり、HDD を複数まとめて扱う技術のことを意味します。
つまり RAID とは複数の HDD を 1 つのアレイ(ディスクグループ)として構成し、これらを効率よく運用する
ことです。これにより単体の大容量 HDD より高いパフォーマンスを得ることができます。
本製品では、1つのディスクグループを複数の論理ドライブ(バーチャルディスク)に分けて設定することがで
きます。これらのバーチャルディスクは、ホストコンピュータからそれぞれ 1 つの HDD として認識されま
す。ホストコンピュータからのアクセスは、ディスクグループを構成している複数の HDD に対して並行して
行われます。
また、使用する RAID レベルによっては、ある HDD に障害が発生した場合でも残っているデータやパリティ
からリビルド機能によりデータを復旧させることができ、高い信頼性を提供することができます。
1-2. RAID レベルについて
RAID 機能を実現する記録方式には、複数の種類(レベル)が存在します。その中で本製品がサポートする RAID
レベルは、「RAID 0」「RAID 1」です。ディスクグループを作成する上で必要となる HDD の数量は RAID レ
ベルごとに異なりますので、下の表で確認してください。
各RAID レベルの詳細は、本章「2.RAID レベル」を参照してください。
Comentarios a estos manuales